滋賀・京都の旅
今年の親睦旅行は滋賀の琵琶湖周辺の名所めぐりと京都町家のイタリアンを楽しむということで、10月10日、11日の一泊二日の旅に出かけました。今回の旅行は8名とちょっと少ない参加でしたが、和気あいあいの楽しい旅をすることができました。途中いくつかの小さいハプニングがありましたが、無事旅行を終えることができました。参加者の皆さん、ご苦労様でした。
第1日(10日)
12時に米原駅集合。ジャンボタクシーに乗車し、長浜に。豊公園から長浜城を眺めたあと、長浜港で乗船し、船中で「琵琶湖周航の歌」を聞きながら、竹生島へ。島に到着後、160段あまりの階段をフーフー言いながら、宝厳寺本堂に到着。鴇会員、高山(真)会員の事前にご手配いただいたおかげで、お寺の方から案内をいただき、本堂、宝物殿、唐門(国宝)、船廊下、都久夫須麻(ふくぶすま)神社を見学。最後に、龍神拝所から「かわらけ投げ」をし、各人のお願いをかわらけに書き、びわ湖に向かう鳥居に向けかわらけを投げ願いの成就をしました。鳥居の中をかわらけが通ると願いが成就すると言われていますが、高山会員と岩崎会員が投げたかわらけが見事鳥居の中を通過したことを報告します。船で長浜港に戻り、ジャンボタクシーで京都に向かい、ホテルモントレにチェックイン。夕食は京都の町家を改造したレストラン「リストランテ 美郷(ミサト)」でイタリアンをいただきました。おいしいワインと食事があり、皆さんとのお話、(食事サービスがもう少し早ければなおよかったのですが)楽しい夕食でした。
第2日(11日)
ホテルからまたジャンボタクシーに乗車し、滋賀県に戻り、最初に滋賀院門跡へ。狩野派の襖絵、小堀遠州作の庭園を見学。伝教大師の教え「忘己利他(もうこりたと読む)」を学びました。「悪事を己に向へ、好事を他に与へ、己を忘れ他を利するは慈悲の極みなり」。日吉大社に移動。日吉大社は全国の分霊社(日吉、日枝、山王神社)の総本山で、延暦寺の守り神です。神社の敷地は広大で予定の時間を30分ほど超過するほどでした。重要文化財の大宮橋(石橋)をわたり、神仏習合の信仰を表す独特の形をした山王鳥居をくぐり、西本宮楼門、日吉造りの西本宮本殿(国宝)、東本宮(国宝)を見学。またジャンボタクシーに乗車し、堅田にある「浮御堂」へ。湖中に浮かぶように建てられたお寺。風景がいいので、芭蕉ほかがここで俳句を残している。昼食は和菓子で有名な「叶匠寿庵」で。全国で販売しているお菓子をここで作っているとのこと。おいしい昼食を楽しんだ後、「佐川美術館」へ。椿原会員のご手配があり、特別に茶室を見学。佐川美術館の建物はあたかも湖に浮かぶように建物の周りは水で囲まれている大変ユニークなデザイン。「楽焼と萩焼の融合」特別展、平山郁夫の作品、宮本忠良の彫刻を見学。京都に戻り、ほぼ予定通りの時間に京都駅で解散し、親睦旅行が無事終了しました。
親睦活動委員長 奥田陽一